BMW空冷ツイン、GS/ロードスター 系の スポークホイールの話題です。
GS/ロードスター 系には、アクロン製の チューブレス スポークホイール が採用されていますが、スポークの張り方やニップルの形態が一寸変わっています。
先ず、リム側がリムの中央に抜けているのではなく 外淵のフランジ部に厚みを持たせてそこに抜けておりこちらは固定、そして、ハブ側外周に円筒部分を設け ここにニップルの座を設けて配し こちらで張りや振れを調整するというもので、気をつけなければいけないのは、このニップルの中には、張りの調整をロックする虫ネジが入っているという事です。
GS/ロードスター系で、このニップルを酷く錆びさせているのをよく見かけますが、ロック用の虫ネジまで入っているこのニップル内部をクサらせてしまうと、以降、リムの振れ取りやスポークの張りの調整が出来なくなってしまいます。
そんな訳で、GS/ロードスター系では、このニップル内部をクサらせないよう、せめて 年1回は浸透性潤滑剤のスプレーをニップル内に吹き込んでおく事をお薦めします。
画像は、入庫しましたR80GS・basic の、完全に緩んでしまっていたスポークのニップルを一旦外して防錆油を注油の後、組み込もうとしているところです。
振れ(横)が3mmくらいでてしまっていましたが、緩んでいたスポーク(複数本) を 他と同等に張ってやりましたら、振れ幅は半分くらいに収束しました。
いづれ、時間とご予算のとれる時に、天振れ(縦)、振れ(横) ともに修正がてら、一旦全体の張力を増し締めしてやらないといけません。
Motoholic
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