この商売、騒音などで必ずご近所にご迷惑おかけしますから、押して歩いてこれる範囲の自転車やスクーターの面倒は、ご近所サービスの一環で、"修理"の範疇で見させていただいております。
なにぶん、生駒の山麓部で山坂道が多いので、電動アシスト自転車のパンク修理なんてのはちょくちょく入庫しますが、電動アシスト自転車の特徴的なパンク事例を紹介します。
画像はブリジストンのステップクルーズ。 電動アシスト自転車では平均より一寸お高めなお値段です。 こちらと同型車が前後輪パンクで入庫したのですが.... 、
この自転車、よく見ると前輪のハブがゴツく、電アシがフロントドライブであることがわかります。
脚力のみの後輪は、ブリジストンお得意のコグドベルトドライブで、それだけでも他車種より高価であることが読み取れます。
さて、前後輪パンクで入庫したこの電動アシスト自転車、フロントドライブであるがゆえに、タイヤの中は前後輪とも酷いものでした。
リムとタイヤが走行中にずれて、バルブのところにチューブが団子になって固まって、バルブの根元でチューブがちぎれてます。 空気圧がろくに入っていない状態で走るとこうなるのですが、普通は後輪だけです。 フロントドライブであるがゆえに、前後ともこうなってました。
また、タイヤの中でチューブがゴソゴソ動くので、タイヤ/チューブどちらともなく削れて出来たゴムのカスがいっぱい溜まってます。
結局、前輪:チューブ交換、後輪:穴抜きパンチで穴加工した大きめのパッチゴムでバルブ近傍の裂傷を補修、前後輪ともタイヤ内清掃 & タルク(シッカロールの様な滑りの良い粉末)散布で仕上させて頂きましたが、まぁチェーンドライブのオートバイの後輪のタイヤ交換より手間のかかる仕事でしたが、お値段はご近所サービスなのでそれよりかな~りお安めでした。
電動アシスト自転車をお持ちの皆様、駆動輪のタイヤ空気圧はカチンコチンにしておいて下さい。 こんな風になりますと 自転車屋泣かせですから お高~く つきま~す。
Motoholic
東生駒の BMW空冷ツイン好きなオートバイ屋です。
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