エ~ット、油冷エンジンのトランスミッション脱着途上の風景でございます。
長らく、ひどくたいそうな作業になるので避けていたのですが、ご近所からお願いされて 遂に引き受けてしまいました、油冷エンジンのクラッチ交換作業です。
何せ、ミッションを脱着するためには、シートレールをハネ上げ、パワートレインも全て車体から切り離して 引き離す必要がある為、EFIでおまけにABS装備のため脱着しなければならない部品や配線が多く、外装を外して入庫していただいて、まだスイングアームもミッションも外していなくてもこの騒ぎです。
分解結果は、クラッチレリーズシリンダーからのフルード漏れが、クラッチプッシュロッドを伝ってミッションのインプットシャフトを通り抜け、クラッチ板を湿らせていたのと、長期間フルード漏れの状態で湿気が回り、クラッチプッシュロッドを固着させていたのと両方に起因して、クラッチが滑っていた模様。
上の画像でも、プレッシャープレートにフルードのシミが付き、フリクションプレートも湿っているのが判ると思います。
取り敢えず、フリクションプレートだけ取寄せていましたが、急きょ、レリーズシリンダーを取寄せ、只今部品待ち中です。
コテコテのクラッチレリーズシリンダー。
これでもてんこ盛りになっていたフルード由来のスラッジを大半除去してあります。レリーズベアリングも固まってしまって手では回りません。
レリーズシリンダ を外した痕には軽く拭き取ってもなおフルードが溜まっており、プッシュロッドもボトボトで、素手で抜ける筈のものがハンマで叩き抜きました。
..さて、この部品待ちの隙に 空冷R80RT 20年不動熟成 の復活見積積算と部品手配デス。
Motoholic
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