先般、6/18付のBlogに登場のR80モノサスのカスタム車です。
1速に入れるときだけシフトレバーが空振りする故障の修理、純正シティケース取付、オマケで キャブレター(CRspecial)オーバーフロー の修理が完了して、本日出庫致しました。
各軸の隙間精度を出しなおしたミッションは、3-4速で、キューンとイイ音で鳴いています。
空冷ツインのミッションの整備は結構な精度を要しますが、サービスマニュアルを参照せずに、若しくは要求精度に対する理解が甘いまま デタラメな整備をされた個体にしばしば出会います。
今回も、過去に加修済みであったものが、シフトメカニズムの整備が片手落ちな部品交換をされていた事と、ベアリングの隙間(シム)調整が全くデタラメであった事と、外部でシフトレバーがフレームに干渉していた事が起因して、1速に入りづらい症状を呈していたようでした。
今般の整備で、今後10万kmくらいは シフターの空振りは無いものと予想します。
各軸のベアリングの隙間調整は、サービスマニュアルで指定のSSTより精度の良い測定器具を使い、きっと新車より高精度で組みあがっている筈です。
シフトカムメカニズム単品の整備風景です。
これといってコツは無いのですが、お約束の脱進機構のスプリング交換、位置決めローラーを確実に精度の良い新品に交換 の上、シフトレバーのストロークが UP/DOWN均等になっている事の確認して出来上がりです。
特に、位置決めローラーは、純正新品(ナイロン製)でも成型精度が悪く、代替品に金属製のミニチュアローラーベアリングを使っています。
Motoholic
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